人物
自分の考えている事は関係ない、という事を、
この取り組みを上手く行かせるために使おうとしなかったか。
あるいは、悩みに揺らぎたくなくて、
自分に言い聞かせようとしなかったか。
自分で見つけた事でもないのに、その一言を、
さも何かに役立つ情報かのように聞いたのではないか。
役立たない場合もある前提があるから、
試すような事をしたのではないか。
役立つ・役立たないの識別をする存在は何か。
そんな識別ができる存在なら自分の問題を全て
自分で解決できるはずなのに、
実際には何一つできていない事実を無視してまで
謎の存在を優先させている事にならないか。
分からないという中にいれば良い、
あるいは考えなければ良い、理解しなければ良いと、
何らかのふりをして、一時的な痛みや苦しみ、
稽古場での居づらさを避けるために
自分的(あるいは他人的)信念にすがりはしなかったか。
どんな話も、自分の気づきでさえも、
アイテムのように向き合っていないか。
それは誰なのだろう。
本当にそんな人物がいるのだろうか。
守りが、狡猾になっただけじゃなかったか。
私は、それが怖い。
2017/2/18 久保 真礼