ある昼下がりの景色
“気づき”が続いている。
境目がない。
巻き込まれても引き戻される。
何故なのか。
常にそこにあるから。
気づけないわけがないから。
そこにあるのに巻き込まれたままで居られるわけがない。
稽古にあってもごく日常の延長だ。
わざわざ自作自演する理由も見当たらない。
自分という部分が求めても、
変わろうとしても何も影響しないことが分かる。
これには何も干渉することができない。
ただ、気づいていることしかできない。
そして一人で居ては錯覚に陥るように感じる。
他者との関係性の中でそれは明らかになり、
よりはっきりと感じることができるように思う。
2015/3/31 植村 健司