何から何を
稽古をしていたらこんな事ができるようになったという報告を
昔はよく聞いたし自分でもそう思う事がいくつかあったけど、
中でもとりわけくだらないと思うことの一つに、
人混みを歩いていると周りの人間がよける、というのがある。
今思うと なんだそれ、と本当に腹立たしい。
どんだけ自分目線なんだろう、と思う。
自分のための武道。
自分を強くする。
自分を有利にする。
自分だけが勝つ。
勝ちにこだわらない自分になる。
何もしていないのに勝つ自分。
とか。
何でもそうだけれど、結局関わり方がおかしいので、
対象物すべてに対して自分の勝手な妄想を投影して
収穫した気になって終了するあの感じ。
頭の中には略奪しかないのか、と思う。
しかも、何から何を略奪した気になってるんだ、と思い
呆れる。
2019/6/29 久保 真礼