5月6日の稽古
徹底して、何かを認識すること、理解すること、
それらを目的として何かを見ることを拒絶し続けてみた。
稽古の後半、疲れてきた。
そりゃあ何かをやり続ければ疲れるはずだ。
しかし、疲れている人を発見した。
疲れている人は一つ一つの事象を気にし始めた。
それでも、それを拒絶し続けてみた。
久保さんと組ませてもらっている時、
その人は何とか居座る場所を確保し、頑張り始めた。
頑張っても居場所を拡張することはできないが、
それでも居座ることはできてしまった。
そこへ、先生から「面倒見が良すぎ」との短いコメント。
間接的な表現だが、完全に正鵠を得ていた。
的確過ぎて、思わず笑う。
2018/5/9 下里 康志